Health is Wealth

成人型アトピー完治の記録。主にアトピー、アレルギーについて、実体験からの意見。+美容・健康ネタ。

「非常識も結果を出せば常識にかわる」

ソチオリンピックが始まって、ニュースも五輪の話題が多いですね。 フィギュア団体は5位と予想外に振るわない結果でしたね。 まおちゃん、プレッシャーをはねのけて個人では結果を残せるといいですね。 この前、テレビをつけたら、スピードスケート選手(長野五輪:金メダリスト)だった清水宏保さんが出ていました。 知らなかったのですが、喘息持ちだったそうです。 スピードスケートのような激しいスポーツは無理と言われながらも、体格も小柄なのでスピードスケートでは不利と言われながらも、必死に練習して、金メダルを獲得したそうです。 そんな清水さんの座右の銘「非常識も結果を出せば常識にかわる」 だそうです。 喘息患者は激しいスポーツは無理(トップアスリートになるという意味だと思います)という常識を打ち破ろうとした非常識を、金メダルを見事に獲得したことで、喘息患者でもしっかりと喘息コントールすればトップアスリートになれるという常識に変えたそうです。 スピードスケートで無敵の強さだった姿は観ていましたが、喘息患者だということを知りませんでした。 圧倒的に不利なポジションから世界一になるというのは、どれほどの努力をしてきたのだろうと一人で想像してしまいました。 そんな素晴らしい方の座右の銘をお借りして、 清水さんの言葉のニュアンスとは少し異なるニュアンスになりますが、 アトピー治療も「非常識も結果を出せば常識にかわる」 という言葉に当てはめられるなぁと思いました。 ステロイド外用剤 一つとっても、ステロイドを塗り続けることが効果的という考え方もあれば、脱ステロイドという考え方もあります。 アトピーの改善に、ヨーグルト摂取を推奨する意見もあれば、乳製品がアトピーの原因という意見もあります。 どちらも、片方の意見からみれば非常識な話ですね。 それでも、その方法で改善したり、治癒した(症状が治まった)と自覚する人がいれば、常識となり、一つの改善策となります。 一体何が正しくて、何が間違いなのかわからなくなってしまいますね。 でも、それも仕方なのないことかな、と私は思います。 アトピーは、その症状から治りづらい厄介な病気というイメージがあります。アトピーの語源からしても「奇妙な」を意味するギリシア語の「atopia」からきているわけで、その語源の通り、アトピーは治りにくく根治が難しい奇妙な病気なのだと思います。 そして、明確な治療法(根治させる方法)が見つかっていないのが現状です。 ですから、アトピー患者それぞれに常識が違っても当然だと思います。主張が食い違っても仕方ないのだと思います。 自分自身で「常識」を見つけるしかないのだと思います。 自分で「これは!」と思う方法に出会ったら、積極的に試してみて、たとえそれが非常識と言われているやり方でも、自分に合っている可能性があるのであれば、やってみてもいいのではないかと思います。 もちろん、症状が悪化するようであれば中止すべきです。 その判断が難しいかもしれませんが、とにかく症状が悪化した場合は、ずるずると試さずにやめればいいと思います。 よく好転反応という言葉を耳にしますが、私は自分自身の経験から好転反応は信じていません。 その方法が自分の体質には合っていなくて、症状が悪化してしまったと判断すべきだと思います。 私の場合は、たくさんの経験と失敗から、標準治療と適切なスキンケアと睡眠、食事がアトピー改善にとても有効だったように思います。 かつて脱ステロイドをしていた頃の自分からすれば、ステロイドを使う標準治療は「非常識」でした。 でも、その非常識でアトピーが改善し、今は症状が出ていないので、自分の求めていた結果がでていると思っています。 そのため、今では、「標準治療」が私の中では、「常識」となっています。 もしも、アトピーの症状が改善せず、先が見えない状況だとしたら、 たまには、非常識だと思えることにも耳を傾けてみるといいかもしれませんね。