アトピー治療、ステロイド薬を塗り続けると効果的
興味深い記事を見つけたのでご紹介です。
朝日新聞Digital 2013年6月12日 【岡崎明子】 アトピー性皮膚炎の治療では、ステロイド薬で湿疹を抑えた後も薬を塗り続けた方が、重症化を防ぐ効果が高いことが、浜松医科大と国立成育医療研究センターの研究でわかった。
これまで、湿疹が出るたびに薬を塗る方法が一般的だった。 適切に治療すれば、半年~数年以内で薬を使わずにすむようになる人も少なくないという。 ステロイド薬を予防的に使う方法は「プロアクティブ療法」と呼ばれ、欧米では広く提唱されている。 日本アレルギー学会は昨年11月に治療指針に盛り込んだが、日本では科学的根拠を示す報告はなかった。
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重症化を防ぐための「プロアクティブ療法」については、この記事で初めて知りました。 アトピーにステロイド外用剤を使用することについては、賛否両論あります。 ステロイド反対派の人にはありえない治療法かもしれません。 アトピーの症状がでた時に、最初からステロイドを使わずに、アトピーを解消するのが一番理想的なことだと私も思っています。 とはいえ、アトピーの激しい痒みや炎症はそう簡単には抑えられないものです。
そういう意味では、症状を抑える目的でのみステロイドに頼るということは有効だと私は思います。
ステロイドの効果は、あくまで対処療法です。アトピーの結果、起こってしまった症状に対しては大変有効ですが、アトピーになる原因を治療しているわけではありません。 アトピーの直接の原因ははっきりと解明されていないため、ほとんどの病院では対処療法のみで根治治療がおこなえないのが現状です。(唯一のアレルギー根治治療が減感作療法だと言われています。後日詳細を紹介する予定) ステロイドはかゆみや湿疹に対する対処療法でしかありませんが、その対処療法をきちんと行うことで、アトピー悪化の要因となる「かゆみによる掻き壊し」を防ぐことにはつながります。 【関連記事】かゆいところを掻く脳のメカニズムを解明
それを継続することで、バリア機能の整った肌になるのかもしれないですね。
このブログを始めてから、改めてアトピーについて調べています。 30代に入ってから、アトピーがどんどん小康状態になりました。 そのため、あれほど調べていたアトピーのことについてあまり調べなくなっていました。 辛い過去を思い出すので調べたくなかったのかもしれないです。 最近のアトピーに関する情報や医療情報が私がアトピーについて調べていた頃に比べて、随分変化したなぁと思いながら、いろいろな情報を読んでいるところです。 これから、このブログで、私の過去の経験だけでなく、現在の治療や薬、アトピーへの考え方を紹介していきたいと思っています。