Health is Wealth

成人型アトピー完治の記録。主にアトピー、アレルギーについて、実体験からの意見。+美容・健康ネタ。

プロトピック軟膏について

プロトピック軟膏について

私が使ったことのある軟膏で、プロトピック軟膏という薬があります。 【関連記事】使用したことのある塗り薬 一覧

プロトピック軟膏はステロイドホルモンではない免疫抑制薬です。

ステロイド軟膏ではないので、ステロイド軟膏の副作用である血管拡張・皮膚萎縮・多毛などの副作用がありません。 特徴として、顔や首のアトピーの湿疹に良く効きます。 しかし、体や手や足には効きにくいです。 これはプロトピック軟膏の皮膚からの吸収率(経皮吸収)が低いためだそうです。 スポンサーリンク

この経皮吸収率が低いせいで、塗った後にカーーーッと火照ったり、ヒリヒリしたり、かゆみが強まったりします。

3~4日、連続して塗っていれば、この刺激感を感じなくなりますが、しばらく塗らないとまたこの刺激感に堪えなければならないのが難点です。

このプロトピック軟膏が私には非常に効果がありました。 私の湿疹は顔や首中心だったので、あっという間に湿疹が消えました。

本当にステロイド入ってないのかな、と疑うほど効果がありました。

ただ、刺激感はかなり強烈で、初日は薬にかぶれたと思って洗い流してしまったほどです。

ステロイド軟膏でかぶれる人はまずいませんが、非ステロイド系消炎外用剤は、かぶれやすいから気をつけてと医師に言われたことが頭に残っていて、 このプロトピック軟膏もステロイドではないから、かぶれやすいのかと思って不安になってしまい、洗い流してしまいました。

洗い流しても吸収した分のせいか刺激感は残ったままで一晩眠れませんでした。

翌日も一日中、顔がほてっていて、心配になって何度も鏡を見に行きました。 鏡をみると、かぶれるどころか、驚くほど湿疹がひいていました。

でも、火照りつづけていて、不快感はひどかったです。 特に、プロトピック軟膏を初めて塗った日の翌日のお風呂の際は、顔にお湯をつけるとカーーーッと熱くなり、今までに感じたことのない刺激感でした。

プロトピック軟膏は、私はリバウンドなどもなく、脱ステロイドをするのにとても効果的な塗り薬でした。 あまりに良く効くせいか、ステロイド軟膏と同じようにプロトピック軟膏に依存性があるような噂が出回っていて、「脱プロトピック」という言葉があるくらいですが、私はプロトピック軟膏には依存性も感じませんでしたし、やめたから悪化するということもなかったです。

刺激感が強いので、ステロイド軟膏ほど繰り返し塗りたくなるような薬ではなかったのが本音です。

1年以上、使っていましたが(湿疹がでている日は、夜寝る前に1回塗る)、皮膚の委縮や毛細血管拡張などステロイド軟膏にありがちな副作用もありませんでした。

ただし、ステロイド軟膏よりも使用量制限や2歳未満の子への使用、紫外線への配慮が必要になってきますので、医師の注意をしっかりと効いて塗る必要があると思います。

使用制限量(1回使用量が体重10kgあたりおよそ1g以下。1gは、成人の手4枚分です。頻度は、1日2回まで)をしっかり守って、紫外線にあたりすぎないようにすれば、怖がる必要のない薬だと私は思います。

今は、内服タイプの免疫抑制剤(ネオーラル)がアトピー性皮膚炎に使えるようになっています。 ネオーラルは重症アトピーの方しか使えませんが、プロトピック軟膏は比較的軽い症状の方でも処方してもらえると思います。 ネオーラルは、私が通っていたステロイド推進派の医師(O皮膚科)でも、まず処方しないというスタンスでした。よほどリスクが伴うのだと思います。 内服に比べて、外用剤はリスクが少なく効果が高いと思います。

【関連記事】

スポンサーリンク