Health is Wealth

成人型アトピー完治の記録。主にアトピー、アレルギーについて、実体験からの意見。+美容・健康ネタ。

アトピーの原因!?皮膚の下痢!?

アトピーは皮膚の下痢だという強烈な表現が目をひきました。

皮膚から体内の毒素が出ているなんて表現を脱ステロイドをしているとよく見かけます。
ステロイドをして顔中汁だらけで、赤くなり、ジュクジュクの湿疹に覆われて、ゾンビみたいになっている時、「今は皮膚から悪いものがでているんだ!」って言い聞かせていた頃の自分を思い出しました。

ステロイド中は、皮膚から長年塗り続けたステロイドが排泄されているなんていう表現もよく見かけます。
だから、塗り続けた分だけリバウンドも強烈とか・・・。

確かにそのような考えであれば、アトピーは皮膚の下痢が原因という表現も的確なような。

油のとりすぎがアトピーの原因で油をやめたらアトピーは治る!みたいな本を読んで実践したこともありますが、やはりその理論も油が皮膚から排泄されている的な話だったように思います。

最大の毒素排泄器官は腸だと思うのですが、皮膚からも毒素排泄されているとか。
というか、あたかも毒素排泄は皮膚中心というような表現がアトピー改善本でみられるなぁと思います。
そもそも解毒器官は、肝臓ですよね・・・。
排泄は腸。というのを理科で習いましたが。

確かに垢や汗がでるので毒素の排泄はあるように思いますが、長年塗りたくったステロイドが出ているというのはいかがなものかと思います。

ステロイドの激しい症状は、ステロイドをやめたことによる急激なアトピーの悪化だと見たほうがスマートな気がしますが、脱ステロイド中の精神状態ではそんな普通の考えが浮かばないんですよね。

それほど、アトピーは精神的に追い込まれる病気なんですよね。
絶え間なく続くかゆみ、ひろがる湿疹、他人の目、死に直結する病気ではないのですが、特に女性には辛いことが多いです。

この「アトピーは皮膚の下痢」という表現は、益子竜弥医師が使っている表現のようですね。
整形外科の医師で、ご自身がアトピーだったようで。きれいに治ったため、アトピー改善方法をいろいろと公表されているようです。

なんというか、「ステロイドではアトピーは治らないとわかっていた」など、ちょっと ? な表現がたくさんあるような・・・。

ステロイドはもともとアトピーを治す薬ではなく、症状を緩和させるだけの炎症止めの塗り薬です。
ステロイドを止めてたらアトピーが治るというものでもありません。

体質がかわって自然治癒するまで、じっくり待つしかないように思います。

その待つ間を、ステロイドを使わずにひどいかゆみや炎症に苦しみながら、日常生活もままならないほど我慢をしたりして、修行のような日々を送り続けるか、
適切にステロイドやプロトピックを使い、適切なスキンケアをして、アトピーと上手に付き合いながら、アトピーによるストレスを減らして、待つかといえば、私は後者をとりたいです。

特に私は成人型アトピーで高校生の時に発症しているので、化粧や恋愛をこわがってばかりの日々でした。

適切なスキンケアと標準治療(ステロイドやプロトピック使用)で、うまくアトピーと付き合っていたら、もっと前向きに楽しく過ごせた時間が多かったように思います。
だからこそ、今、アトピーで苦しんでいる人に私の体験をブログにして公開しようと思いました。

なんとなく、「アトピーは皮膚の下痢」という表現から、かつての自分の気持ちを思い出したので、記事にしてみました。

アトピーは皮膚のアレルギー反応であり、炎症反応であって、その炎症をステロイド外用剤とスキンケアでコントロールして自然治癒を待つというのが私のおすすめの方法です。


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