Health is Wealth

成人型アトピー完治の記録。主にアトピー、アレルギーについて、実体験からの意見。+美容・健康ネタ。

アトピー発症から完治まで(16歳~22歳)

アトピー発症から完治まで(16歳~22歳)

今までのアトピーの症状を時系列に紹介しようと思います。

●16歳(高校1年生)春

まぶたがむずかゆくて赤くなりました。日増しにひどくなり、朝は目が腫れるようになりました。私は目が二重なので、二重の形が変になってしまい、このままだったらどうしようと思っていました。 腫れがひかないどころか、赤みが増してジュクジュクしてきたので、病院へ行きました。(O皮膚科) 成人型アトピーと診断されました。 顔全体、耳、首に湿疹がひろがりました。 改善と悪化を繰り返しながら、高校3年生になりました。

●18歳(高校3年生)夏

夏に悪化しやすいのと、進学校で大学受験に向けての勉強が本格化したストレスかわかりませんが、激しく悪化。高校3年生は、夏休みも朝から夜まで全員出席で勉強があり、ひどくても休めません。毎日、家に帰ると勉強どころではなくて、泣きました。 顔じゅう黄色い浸出液のかさぶただらけで、湿疹は赤くて目立つし、汗がしみるし、でもエアコンの中にいると乾燥して痛かったです。 学校にエアコンがないため、学校が公共施設を借りてくれて、そこで全員で勉強していました。そこまでは自転車で通っていたので、着くなりトイレに行って、アベンヌウォーターで汗やほこりを流し、昼休憩も同じことをしました。ティッシュで顔をふくと、黄色い浸出液がティッシュつくし、痛いし、自分の顔を鏡でみるのも嫌で辛かったのを覚えています。 この時、見かねた母が、病院をかえることをすすめてくれました(K総合病院皮膚科) 診断は、やはり成人型アトピーで、亜鉛華軟膏とステロイドを併用した治療になりました。この病院で信頼できる先生に出会ったので、4年ほど通いました。 本当は、夏休み中に泊まりで勉強合宿(学校主催で全員参加)があったのですが、あまりにもジュクジュクの湿疹がひどくて、泊まりにいくと悪化しそうで(寝不足、十分にスキンケアできない、ホコリやダニに反応しやすい)、母が先生に話して休ませてくれました。私の高校は、高校3年生は受験勉強に専念するために修学旅行が高校2年生の秋にあります。その時泊まった旅館が修学旅行生専門という感じの別館でホコリがすごいし、そこの布団で寝たら、朝起きたら首のうなじ側が真っ赤に腫れあがってただれました。思いっきりダニやホコリに反応したようです。 そういうことがあったのもあって、母も修学旅行から帰った私の首をみて驚いていましたし、宿泊合宿に行くのは断念しました。 秋からは受験勉強対策がさらに激しくなったので、10月は休日は全て模試(学校が勝手に申し込んで半強制)だったり、朝7時から夕方18時まで授業だったり、ストレスがすごかったと思います。そんなにアトピーが改善することはありませんでしたが、夏ほどひどくはありませんでした。ストレスとアトピーは密接な関係にあると言われているので、きっと大学に合格したら劇的に良くなるって信じていました。 大学入ったら、思う存分アトピー治す!!って本気で考えていました。 そこまでストレス抱えて、なぜそんなに大学受験を頑張る必要があったのか。 実は、特になりたい職業もなく、ただ学校での成績が良かったので、先生からの期待が激しくて裏切れなくて、先生の言いなりで勉強していただけでした(笑) 常に全員参加で勉強モードを強いられていたので、あまり他と比べる機会もなく、周囲も含めて勉強しまくるのが普通だったので、深く考えることなく一緒に勉強していました。 だから、大学に合格したらやりたいことが、「アトピー治療」になっていました(笑) そして、無事に目標の大学に合格して、春になりました。

●19~21歳(大学生)

しっかり睡眠もとれて、何らストレスのない生活でしたが、アトピーは改善しませんでした。ストレスとアトピーの関連性について少し疑問がでるほどに、改善しませんでした。しかも、この頃から湿疹をだしたくない気持ちが強くなりすぎて、勝手に市販の強めのステロイドを買ってきて顔に塗るようになっていました。 病院には通っていましたが、もちろん申告せずにです。先生は、「最近調子いいねー!!」って言っていたのを覚えています。調子が良くみえすぎて、ステロイド軟膏もあまり出してもらえなくなり、ますます市販のステロイドを買っていました。 後ろめたい気持ちや、このままで大丈夫だろうかという不安が付きまとっていました。 20歳の秋、大学のテスト勉強で図書館にいたとき、休憩中に何気なく医療本コーナーへ行きました。 そして、「ステロイド依存」について書かれた本を読んでしまいました。 急にものすごく怖くなりました。その本一冊だけで他に調べたわけでもないのに、あっさりとその情報を信じてしまいました。私は間違いなくステロイド依存だって勝手に思いました。 日増しにステロイドを塗る量が増えていたし、だんだんと湿疹がでる速度のほうが早くなって、前は治っていた湿疹が治りにくくなってるのに不安を覚えていたのもあって、完全に洗脳されました。 そして、勝手に ステロイド(1回目)を決行しました。 本通りにあっという間に顔じゅうが湿疹で覆われて、真っ赤になり、黄色い浸出液がたえず出て、ふきとらないと垂れてきました。それも本通りでした。それで、ますますその本を信じてしまいまいた。学校を休み、病院も行きませんでした。今思えば、最悪のパターンにすっかりはまっていました。痛みとかゆみで眠れず、湿疹はひどくなる一方で・・・。我慢して我慢して、耐えましたが、勝手な脱ステを始めて 3週間で、限界に達して病院へ行きました。 自家感作性皮膚炎か酒さ様皮膚炎か、ひょっとしてカポジかも・・・と言われました。とにかく、大変なことになっていると言われました。 入院してもいいくらいだけど、ステロイドの内服で様子をみることになりました。 先生は私が何をしたか察しがついているようでしたが、あえて聞かないと言って治療してくれました。 その後、ひどい状態を脱し、プロトピック軟膏をすすめられました。 これが、私の肌にあっていたようで、一旦は、あれほど悩んだ湿疹が消えました。

●21歳(大学3年生)の夏

プロトピックですっかり改善していましたが、やはり夏が苦手なようで少し湿疹がぶり返しました。プロトピックもほとんど塗らずに済むほどよくなっていたので、K総合病院にも行かなくなっていたのもあって、別の病院(N大附属病院皮膚科)へ行ってみました。 特に良い治療を受けられず、プロトピックやステロイドを塗りながら、気候が涼しくなったら、また少し改善したりして、ちょこちょこK総合病院で薬だけもらったりして、社会人となりました。

アトピー発症から完治まで(22歳~27歳)